なにも加えず、なにも取りのぞかず
非加熱、完蜜ならではの風味
加熱処理も、湯煎も一切行っていない「生はちみつ」です。
福岡県柳川市とみやま市にまたがる自然に囲まれた沖養蜂場で、お父様の代から70年近く続く養蜂場で15年以上にわたり、はちみつを生産されている藤本さん。加熱処理(※)はもちろん、湯煎処理さえも一切行っていない「生はちみつ」です。
※約45℃を超えたあたりから酵素やミネラルが壊れ始めます。
蜜を集めるみつばちはすべてメスです。そしてそのみつばちの成虫の寿命は約1か月半程度。彼女らが集める花みつの量は一生でたったティースプーン1杯(約10g)ほどです。巣箱に持ち帰られた花みつは何度も口移しで運ばれていきます。この際に水分が徐々に蒸発し、みつばちの唾液酵素によって花みつの成分であるショ糖は果糖とブドウ糖に分解されます。さらに暖かい巣の中では水分を飛ばすために羽をブンブンとならし、最終的に水分20%程度にまで濃縮され、蜜ろうでつくったハニカム構造の巣穴の中に貯められ、蜜ろうの蓋をし、大切に保管されます。その水分を飛ばした濃縮状態が「完蜜」と呼ばれ、コストを下げて大量生産されるのが普通となった今では、とても希少なはちみつとなっています。
藤本智子さんがみつばちたちと一緒に作るはちみちの蜜源は、柳川・みやまの自然の中で育つ「れんげ」、「みかん花」、「もち花」の3種類だけです。巣箱をトラックにのせて、蜜源を移動する養蜂ではありません。安心して営巣できる環境に巣箱を設置し、季節ごとのはちみつをお届けしています。
自然のままですので、ビタミンやミネラル、酵素などの栄養素が「熱」で壊されることもなく、その風味も、熱処理されたはちみつとは別モノです。藤本さんがこだわりぬいた本来の「生はちみつ」の風味をぜひご賞味ください。可能な生産量はごく少量です。冬期は蜜が固まって瓶詰めが行えないため、季節限定品となります。
良質のはちみつは当店のどのオリーブオイルとの相性もバツグンです。バケットにオリーブオイルをたっぷりかけてはちみつを加えると絶品のスイーツ。ヨーグルトやシリアル、グレープフルーツなどのフルーツにそのままかけてどうぞ。酸味の強いフルーツをカットし、はちみつをつけておくと翌日には即席のマリネとして、そのままはもちろん、サラダに加えたりヨーグルトに加えてもオススメです。
注)1歳未満の乳児には食べさせないようご注意ください。